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2008年07月26日(土) 15時06分

宝の海再生 130隻が願い 有明海漁船パレード西日本新聞

 特産のタイラギなどの不漁が続く有明海の再生を願い、佐賀県有明海漁協大浦支所(太良町)が26日、約130隻の漁船を繰り出して行進した。

 漁の不振が続いていることから、海上パレードで“宝の海”の復活を祈ることにした。この日は、漁港で祈願祭をした後、僧侶の乗った漁船を先頭に縦2列になって沖を走った。海上でも仏事を行い、海の安全と豊漁を祈願した。

 パレードを企画した同支所の赤木勝蔵さん(64)は「燃料高騰で苦しい中、多数の漁業者が参加してくれた。有明海再生の思いを分かってもらいたい」と話した。

 漁業不振については、佐賀地裁が6月、国営諫早湾干拓事業(長崎県)との因果関係を認めて潮受け堤防排水門の開放を命じた。

=2008/07/26付 西日本新聞夕刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000024-nnp-l41