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2008年07月26日(土) 07時06分

「なだ万」福岡店 食中毒 23人発症、10人から赤痢菌西日本新聞

 福岡市は25日、同市博多区住吉の日本料理店「なだ万福岡店」で赤痢菌による集団食中毒が発生したと発表した。同店で食事した博多区の専門学校生や職員計23人が下痢や腹痛などの症状を訴えており、うち10人から赤痢菌を検出。市は、同店を25日午後5時から1日間の営業停止処分にした。市によると赤痢菌による食中毒は珍しく、全国でも2006年9月に発生して以来という。

 市によると、専門学校生や職員は18日、授業のマナー教室で来店。カニのあんかけやフォアグラの茶わん蒸しなどのコース料理を食べ、翌19日朝から発症した。症状が出た23人は19‐25歳のいずれも女性。17人が医療機関を受診し、1人が現在も入院している。

 「なだ万」は1830年創業の老舗日本料理店。本店は東京。全国に24店の料理店があり、九州には1店。同店は「体調を崩した方には大変申し訳ない気持ちでいっぱいだ。反省し衛生管理などを徹底したい」と話した。

=2008/07/26付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080726-00000010-nnp-l40