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2008年07月26日(土) 10時00分

【トレンド】この夏いちばん過激な学園ドラマ『学校じゃ教えられない!』で深キョン先生が説くものとは?nikkei TRENDYnet

 今年の夏は学校を舞台にしたドラマが目立つ。『太陽と海の教室』(フジテレビ系)、『モンスターペアレント』(フジテレビ系)、『学校じゃ教えられない!』(日本テレビ系)が主なところだが、『シバトラ〜童顔刑事・柴田竹虎〜』(フジテレビ系)や『正義の味方』(日本テレビ系)、『ヤスコとケンジ』(日本テレビ系)にも学校のシーンが登場するし、8月2日スタートの『恋空』(TBS系)も高校生同士のラブストーリー。裏では若手俳優の争奪戦が起きているのではないか、と心配になってしまうほどだ。

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 7月13日、制服姿の女子生徒が裸の男子を追いかけているポスターがインパクト大の『学校じゃ教えられない!』の制作発表が、ロケ地の神奈川県相模原市・相模女子大で行なわれた。

 第1話のタイトル「美人教師の愛のレッスン(1) なぜ、ひとりHするの?」からも分かる通り、学校では教えてくれないことを新米教師が手ほどきしていくという青春学園コメディーで、主演の深田恭子も「今ここで言うのも恥ずかしいような過激なセリフが出てきます。何度も言っているうちに、人前で何てことを言っているんだろうと不思議な気持ちになることも」と照れ笑い。しかし、「Hな感じでそういうセリフを言っているわけじゃなくて愛を持って伝えているので、なるほどなと思ったり勉強になったりすると思います。このドラマが悩んでいるみんなの解決のきっかけになればいいなと思います」とのこと。

 生徒たちからも、「こんなの放送していいのかな、みたいなシーンが出てきます。これができたら、もうなんでもできると思う」(柳沢太介)、「友だちに見られるのは恥ずかしいです」(柳生みゆ)といった発言が飛び出した。仲里依紗は「深夜枠じゃないのに!? と思うかもしれませんが」と、出演中の『ハチワンダイバー』(フジテレビ系)を連想させる発言で笑いを誘い、「お母さん世代からは“何してんの“と思われるかもしれないけど、現在の高校生とか私たち世代からすると“こういうことあったな”とか“こういうことって知らなかったな”とか改めて考えることができる、新しいドラマだと思います」と語った。

 脚本を手がけるのは『女王の教室』(日本テレビ系)の遊川和彦。実際、単なるドタバタコメディーではなく、挑発的な表現のなかに込められたメッセージが感じられる仕上がりになっている。

 性をテーマにしたドラマといえば、約20年前に大ヒットした『毎度おさわがせします』(TBS系)を思い出す人も多いことだろう。当時と世間の意識や常識がどれぐらい変化したか、またゴールデンタイムのドラマでどこまで描くことができるようになったのか、比べてみるのも一興だ。

 また、名門女子高に入学した男子5人と、はみ出していた女子5人が舞先生(深田)の誘いで社交ダンスに挑戦する、という展開は、『WATER BOYS』(フジテレビ系)や『がんばっていきまっしょい』(フジテレビ系)などのスポーツ青春ものの要素も感じさせる。「暑い夏にドキドキできるようなドラマです」という深田恭子のコメントのように、夏気分満載の作品になりそうだ。

(文/萩原まみ)

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