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2008年07月25日(金) 07時06分

JA宮崎経済連 園芸、畜産農家に15億円緊急支援 燃料、飼料高騰で来月から西日本新聞

 JA宮崎経済連は24日、燃料代や飼料価格の高騰で経営が危ぶまれる組合員の農家(約5万8000戸)を対象に総額15億円の緊急支援対策を8月から実施すると発表した。同経済連は2005年に台風被害対策で5億円の支援措置をとったが、10億円規模の支援策は極めて異例。

 緊急対策は各種資材費や乳牛購入費などの50‐25%分を県内13JAを通じて農家に助成する。期間は来年3月末までで、財源は積立金を取り崩す方針。

 内訳はキュウリやピーマンなどの施設園芸対策が5億円で、ビニールハウス内に二重に張る内張りカーテン資材費などが柱。畜産対策は6億円で肉用牛の子牛購入費を1頭当たり1万円程度を助成する。飼料1トン当たり数千円程度を助成する配合飼料価格対策には4億円を盛り込んだ。

 一方、宮崎経済連が11月から全国で初めて導入する燃料油価格変動調整金(サーチャージ)について、新たに東北6県がこの日、導入する意向を同経済連に伝えた。

=2008/07/25付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080725-00000011-nnp-l45