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2008年07月25日(金) 07時06分

殿様気分で伝統の味を 熊本城で本丸御膳 8月から西日本新聞

 殿様気分で伝統の味を‐。熊本市は8月11日から、熊本城の本丸御殿で、肥後藩伝統の味をよみがえらせた和食料理「熊本城本丸御膳(ごぜん)」の提供を始める。

 本丸御殿はかつての肥後藩主、加藤清正が建築した屋敷。西南戦争で焼失したが、同市が熊本城築城400年(2007年)を機に忠実に復元した。今年4月から一般公開され、金箔(きんぱく)をほどこした豪華絢爛(ごうかけんらん)な内装が観光客の人気を集めている。

 「御膳」は肥後藩の古文書を基に、地元の料亭「青柳」が県産の食材を使って調理。スズキの洗い、みそ仕立てのカモ汁「鴨(かも)くしいと」、鳥飯、南蛮漬け、麩(ふ)菓子「麩(ふ)の焼(やき)」など8品のコースで、通常は一般公開されていない本丸御殿・大御台所(おおおんだいどころ)の2階部分に席を設ける。(足が不自由な人は1階での食事も可)。

 1食3000円で1日50食限定。希望日の5日前までの予約が必要で、7月28日から受け付けを開始する。問い合わせは、平日は熊本国際観光コンベンション協会=096(359)0363、平日以外は青柳=096(353)0311。

=2008/07/25付 西日本新聞朝刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080725-00000013-nnp-l43