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2008年07月25日(金) 07時06分

宮崎市 中学生交流事業を中止 竹島問題で 韓国側申し入れ西日本新聞

 宮崎市は24日、姉妹都市である韓国・報恩郡(ボウウングン)から、8月に予定していた同市の中学生30人の訪韓交流事業について、新学習指導要領解説書への竹島(韓国名・独島)明記に絡み「本年度の交流事業を留保したい」との文書での申し入れがあった、と発表した。これを受け、同市は12月に予定されていた報恩郡の中学生の来日交流事業も含め、本年度の事業中止を決めた。

 申し入れは同日、ファクスで津村重光市長あてに李香來(イヒャンレ)報恩郡守名で送られてきたという。同市は「これで縁が途絶えるとは思わないが、交流を楽しみにしていた生徒たちの気持ちを考えると非常に残念」とコメントした。

 報恩郡は1993年、旧高岡町と姉妹都市を締結。2004年度から、双方の中学生をホームステイさせる交流を行い、06年の合併後は宮崎市が姉妹都市となり、事業を引き継いできた。

=2008/07/25付 西日本新聞朝刊=

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