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2008年07月25日(金) 10時51分

<ライブドア>集団訴訟原告が堀江元社長の厳罰求める意見書毎日新聞

 約3300人の個人株主らがライブドア(現ライブドアホールディングス)や元社長の堀江貴文被告(35)らに総額約208億円の賠償を求めた集団訴訟の原告団は、25日の判決に先立ち、元社長の厳罰を求める意見書と約200通の手記を東京高裁に提出した。

 株価急落で約3500万円を失った山形県の60代男性は「退職金を含む蓄えは一夜にして消え去った」と振り返り、「見せかけの成長を装って株価をつり上げ、市場を欺いた経営トップを許せない。穏やかな老後を返して欲しい」と怒りをつづった。香川県の70代男性は「株主に迷惑をかけないと言ったのは大うそ。社会復帰したいなら、まず自分の責任を認め、株主の損害を賠償すべきだ」と訴えている。

 集団訴訟はまだ1審が続いているが、日本生命や信託銀行などが原告となった裁判では東京地裁が6月、「粉飾は投資判断に重大な影響を与えた」として約95億円の支払いを命じている(ライブドア側が控訴)。【銭場裕司】

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