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2008年07月25日(金) 10時24分

堀江被告、時代の寵児もいまや“過去の人”産経新聞

 判決を含めた4回の控訴審の期日に、「マスコミが殺到する」との理由から出廷を避け続けた堀江貴文被告(35)。メディアへの露出を繰り返してのし上がった時代の寵(ちよう)児(じ)も、自らマスコミに姿を見せることはなくなった。時折、週刊誌などで近況が報道されるのみで、もはや“過去の人”となっている。

■写真で振り返る■ 堀江被告、太ったり痩せたり…いろいろあった8年間

 1審判決当日の夜にテレビ出演し、判決の不当性を訴えた後は、公の場に姿を現さなくなった堀江被告。週刊誌などで時折、女性関係や夜、歓楽街を出歩く様子の記事が出るものの、露出度はかつてに比べて格段に落ちている。

 関係者によると、堀江被告は、「勝ち組」の象徴とされた東京・六本木ヒルズに現在も居を構える。

 日中は、身の回りの世話を任せているマネジャーと行動をともにしている。知人との食事やゴルフの練習を通して、気晴らしをする日々だという。

 また、海外旅行が許されていないなど、「保釈中の身」だけにさまざまな制限や条件が付いているものの、旅行で全国各地を訪れている堀江被告。

 支援者の招きで、平成17年の衆院選で出馬した広島に赴くこともあった。

 一方、1審判決後、自宅に招いて控訴審の争い方を話し合った弁護士とは、最近はメールのやりとりをする程度で、直接会う機会は減っているようだ。

 昨年12月には、堀江被告と共同で宇宙旅行ビジネスの構想を進めていたことで話題を呼んだ宇宙関連のベンチャー企業「アストロリサーチ」が東京地裁に自己破産を申請した。

 堀江被告がライブドアの再建を託した平松庚三前社長も昨年12月に同社を去り、ビジネス面でも、“ホリエモン”は過去のものとなりつつある。

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