一審維持「理解できない」＝弁護人、「こじつけ」と判決批判−ライブドア事件（時事通信）

2008年07月25日(金) 12時46分

　堀江貴文被告（35）の主任弁護人を務める高井康行弁護士は25日、控訴を棄却した東京高裁判決後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「到底承服できない。（一審判決が）なぜ維持されたのか理解できない」と憤りをあらわにした。
　否認を続ける堀江被告を、判決が「潔さに欠ける」とした部分について、「法廷で信ずるところを主張したことが量刑に反映されるのでは、『お白州』裁判であり、近代国家の裁判ではない」と語気を強めた。その上で、実刑を維持した判断を、「同種事件で量刑に天地の差があっていいわけがない」と批判した。
　堀江被告の故意を認めた点についても、「納得できる説明はなく、こじつけにすぎない」と述べた。　

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