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2008年07月25日(金) 20時18分

大牟田病院汚職 元部長収賄認める 地裁久留米初公判診療材料選定便宜西日本新聞

 福岡県の大牟田市立総合病院の診療材料選定をめぐる汚職事件で、事前収賄と収賄の罪に問われた同病院の元循環器科部長平木達朗被告(49)=同市不知火町2丁目=の初公判が25日、福岡地裁久留米支部(長倉哲夫裁判官)であり、平木被告は「間違いありません」と起訴事実を認めた。

 起訴状によると、平木被告は循環器科部長に就任する前日の2004年3月31日、北九州市小倉南区の医療用機械器具販売会社「ネオテック」の当時の社長浦崎忠雄被告(52)=福岡市東区若宮4丁目、贈賄罪で起訴=らからペースメーカー選定で便宜を依頼され、その報酬として現金200万円を収受。また、05年12月、納入実現の見返りとして韓国旅行(約17万円相当)の接待を受け、07年3月、15万円を支払ってパソコンやデジタルカメラなど(計約60万円相当)を受け取ったとされる。

 浦崎被告らの現金200万円の贈賄罪は公訴時効が成立している。

=2008/07/25付 西日本新聞夕刊=

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080725-00000021-nnp-l40