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2008年07月24日(木) 00時32分

<地震>岩手県で震度6強 午前0時26分毎日新聞

 24日午前0時26分ごろ、東北地方を中心に強い地震があり、岩手県洋野町で震度6強、同県野田村と青森県八戸市、同県五戸町、同県階上町で震度6弱を観測した。震度5強を超える揺れが、両県のほか宮城県でも観測された。震度6強を観測した地震は、先月14日の岩手・宮城内陸地震以来。

 北海道や関東地方、静岡県までの広い範囲でも揺れを観測した。気象庁によると、震源は岩手県沿岸北部で、震源の深さは約120キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は6.8と推定される。この地震による津波の心配はない。

 主な各地の震度は次の通り。

 震度5強=岩手県宮古市、久慈市、山田町、大船渡市、釜石市、二戸市、北上市、一関市、奥州市、青森県東北町、南部町、東通村、宮城県気仙沼市、栗原市、大崎市▽震度5弱=岩手県岩泉町、盛岡市、八幡平市、花巻市、遠野市、青森県十和田市、三沢市、野辺地町、七戸町、五戸町

 東京大地震研究所の平田直教授(地震学)は「太平洋プレートが東北地方の下に沈み込んでいるところで起きた地震だ。深い場所で起きたため、広範囲に揺れが広がった。マグニチュード6程度の余震が起きる可能性があり、今後も注意が必要だ」と話している。【斎藤広子】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000004-mai-soci