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2008年07月24日(木) 08時15分

「土用の丑の日」−連日の猛暑で都心のうなぎ店予約好調市ケ谷経済新聞

 「土用の丑の日」の7月24日、連日真夏日が続く都心で、うなぎ店が予約などで活況を呈している。

【関連画像】 土用の丑の日を告知するのぼり

 創業130年のうなぎの老舗店「かぐら坂 志満金」(新宿区神楽坂2)では同日、開店と同時に店舗前のスペースでのうなぎの販売も予定。店内では大広間を開放し、予約客以外の対応も行うという。

 ひょうたんに「う」の字が目印の「うなぎ秋本」(千代田区麹町3)や、静岡県吉田産のうなぎのみを使用する「うなぎ川勢」(富士見1)も予約でいっぱいの状態。川勢では通信販売の注文が7月24日に集中したため受付を一時取りやめるなど、各有名店とも「土用の丑の日」対応に追われている様子がうかがえる。

 神楽坂に本部を置く和食チェーンの「大戸屋」(新宿区岩戸町)でも毎年この時期に合わせて、全国各店舗で「うなぎ」メニューを期間限定で提供している。今年は7月16日〜8月15日に、「鹿児島産うなぎのせいろご飯と稲庭風冷たいうどんせっと」(1,260円)をメニュー化。同社は、うなぎの稚魚を鹿児島県内の養殖場で飼育。天然物を安定供給する難しさを自社養殖で回避し、全店分の量の確保を優先し提供している。

 暑さが厳しく夏バテをしやすいこの時期、精の付く食べ物として「うなぎ」は、奈良時代頃から有名だったと言われている。「土用の丑の日」にうなぎを食べる習慣が定着したのは江戸時代、夏場の売り上げ不振に悩むうなぎ店の要請を受け、平賀源内によるキャッチフレーズ「本日、土用丑の日」がもと、との説が有力とされている。

 今夏の「土用の丑の日」は7月24日と8月5日。

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