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2008年07月24日(木) 03時02分

ストーカー行為で下山判事、初公判で起訴事実認める見通し読売新聞

 女性に執拗(しつよう)にメールを送ったとして、ストーカー規制法違反の罪に問われた宇都宮地裁判事の下山芳晴被告(55)が、弁護士を通じて被害者の女性に文書で謝罪していたことが23日、わかった。

 下山被告は25日に甲府地裁で開かれる初公判で、起訴事実を全面的に認める見通し。

 下山被告の弁護士は読売新聞の取材に対し、「(下山被告は)被害女性に対する謝罪の気持ちを持っている」とし、文書にして女性側に伝えたという。また、起訴事実については、「全面的に認め、争わない」と話している。

 捜査関係者によると、下山被告は、捜査段階でメールを送った行為は認めたものの、「彼女には良くない交際相手がいて、父親のような気持ちで彼女のためを思って送った」と供述し、ストーカー規制法の構成要件である恋愛感情を満たす目的ではないとの趣旨の主張をしていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000009-yom-soci