記事登録
2008年07月24日(木) 19時12分

「数日前から旅館転々」=視野に入った人を刺す−八王子殺傷で菅野容疑者時事通信

 女性2人が死傷した東京都八王子市の京王八王子駅ビル殺傷事件で、菅野昭一容疑者(33)が警視庁捜査1課と八王子署の調べに「数日前から旅館などを転々とし、前日夜は自宅に泊まった」と供述していることが24日、分かった。
 同容疑者は「視野に入った人を刺した」とも説明。捜査1課は不満を募らせた末に無差別殺人を決意した経緯を追及している。
 調べによると、菅野容疑者は22日午後9時36分ごろ、同ビル9階の書店で、包丁でアルバイト店員斉木愛さん(22)の左胸を一突きして殺害。女性客(21)の腕などを切って負傷させた。
 同容疑者は「職場の人間関係に不満が募り、2、3日前からむしゃくしゃした。親に相談したが相手にされなかった。大事件を起こせば名前がマスコミに出ると思った。両親を困らせようと思った」と供述。続発する通り魔事件を参考に思い立ったという。 

【関連ニュース】
〔ビジュアル解説〕東京・秋葉原通り魔事件
〔写真ニュース〕「視野に入った人刺した」=八王子殺傷
〔写真ニュース〕菅野容疑者送検へ=八王子殺傷事件
〔写真特集〕秋葉原無差別殺傷事件
「理不尽、信じられない」=しめやかに斉木さん通夜-宇都宮

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000154-jij-soci