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2008年07月24日(木) 11時30分

Google版Wikipedia「Knol」が一般公開ITmediaニュース

 米Googleは7月23日、昨年末から招待制でテストしてきた知識共有ツール「Knol」を一般公開した。

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 Knolは、特定の分野をよく知る人が専門分野に関する解説を書き、それをユーザーと共有するためのツール。誰でも執筆できるが、Wikipediaとは異なり、執筆者を強調する形を取っている。すべてのknolページには(1人あるいは複数の)執筆者がいて、その名前が明記される。執筆者が編集責任を負い、コンテンツを管理する。読者は執筆者に改変を提案できるが、それを採用するかどうかは執筆者が決められる。また、同じトピックについて複数の競合するknolができる可能性もある。

 執筆者は、自分のknolページにAdSense広告を掲載し、広告収入の一部を受け取ることもできる。

 コミュニティーツールもあり、読者は執筆者にコメントや質問、内容の編集、追加コンテンツなどを提出できる。コンテンツに点数を付けたり、レビューを書くことも可能だ。

 Googleは併せて、New Yorker誌が、同誌に掲載されたマンガを1件のknolにつき1本載せることを認めたことも明らかにした。

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  Google版Wikipedia? 知識共有ツール「knol」をテスト

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000052-zdn_n-sci