2008年07月24日(木) 11時45分

【東北地震】東北新幹線で架線設備が一部破損（産経新聞）

　岩手県洋野町で震度６強を記録した地震で、ＪＲ東日本は２４日、東北新幹線古川〜盛岡間の７カ所で架線の異常を検知する保護線が破損したことを明らかにした。破損した保護線は午前中に復旧した。
　ＪＲ東は点検のために東北新幹線仙台〜八戸間、秋田新幹線の全区間で始発から運休。試運転をしたうえでほかに異常がなければ、午後４時ごろの運転再開を見込んでいる。
　この地震で、発生時に震源近くの在来線を運行していた北斗星、カシオペア、トワイライトエクスプレスの寝台列車５本と宮城県柴田町の東北線船岡駅近くで普通列車の計６本が緊急停車した。普通列車の乗客７５人はタクシーによる代行運転で午前１時半までに救出。寝台列車は乗客計７３０人がいたが、午前８時４０分までに順次運転を再開した。
　ＪＲ東によると、在来線は午前１０時現在で、山田線、岩泉線の全区間が落石などで終日運休が見込まれるほか、花輪線、八戸線、釜石線、大船渡線などで午前中運休することを決めた。

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