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2008年07月24日(木) 11時35分

<岩手北部地震>緊急速報20.8秒後 震源地域間に合わず毎日新聞

 気象庁は、地震検知から20.8秒後に震度5弱程度の揺れになると予測し、緊急地震速報を発表した。震度6強を観測した岩手県洋野町など岩手県全域、青森県南西部などは間に合わなかった。一方、震源から100キロ以上離れた地域では、強い揺れの前に速報が伝わった。

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 気象庁によると、速報は震度4を観測した仙台市では約12秒前、秋田市で約4秒前、震度3だった青森市で約6秒前だった。会見した気象庁の横田崇・地震津波監視課長は「震源が深い場合、震度が大きくなる事例が少ないので、速報を出す予測式の精度が高くない。もう少し早い段階で速報が出せるよう見直しを検討したい」と語った。【樋岡徹也】

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000050-mai-soci