記事登録
2008年07月24日(木) 11時35分

各企業の生産設備などにも被害、夜勤作業打ち切りも読売新聞

 岩手県沿岸北部で24日未明に発生した地震で、各企業の生産設備などにも被害が出た。

 トヨタ自動車の子会社で、「カローラルミオン」などの小型車を生産する関東自動車岩手工場(岩手県金ヶ崎町)では地震発生時、1300人が作業中で、避難の際に従業員1人が生産ラインにつるした車体に頭をぶつけ、数針縫うけがを負った。

 夜勤作業は打ち切ったが、24日は朝から操業を再開している。

 日本製紙の岩沼工場(宮城県岩沼市)では、天井からの落下物で、稼働中だった新聞紙などの生産装置4台のうちの1台が損傷した。部品の交換で修理対応し、24日午後には復旧する予定という。

 富士通のグループ会社で、精密機器のLSI(大規模集積回路)を製造する「富士通マイクロエレクトロニクス」岩手工場(岩手県金ヶ崎町)では、半導体製造装置の一部が損傷した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080724-00000023-yom-soci