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2008年07月23日(水) 18時12分

容疑者「内向的な性格」 休業中、家にはたまに戻る中国新聞

 京王八王子駅ビルで女性二人が刺されて死傷した事件で、逮捕された菅野昭一かんの・しょういち容疑者(33)は、家には寄りつかず、両親ともほとんど接触がなかったという。父親(69)は「内向的な性格。気が小さく、学生時代はおとなしかった。切れるようなことや暴れたりすることはなく、びっくりしている」と話した。

 父親によると、菅野容疑者は数年前には女性と生活していたが、父親は住んでいた場所も知らなかったとしており、親子の会話として「どこにいるの」と聞いても「うーん」と言う程度だった。

 菅野容疑者が二十五歳くらいの時から、家にはたまに戻るという生活。最近では一週間ほど前に荷物を取りに来たが、すぐにいなくなった。

 高校を中退後、フリーター生活だったというが、現在は八王子市内の製作所に勤務。右手の指をけがして休んでいたが「治ったらまた働く。そのうち正社員になるんだ」とも話していたという。

 父親は「秋葉原の事件を知って『自分でもやろう』なんて考えることはない」と話した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807230215.html