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2008年07月23日(水) 13時21分

秩父鉄道にお祭り列車オーマイニュース

 秩父鉄道(本社:埼玉県熊谷市)では、都心から1番近くで蒸気機関車が走る鉄道としてよく知られるが、7月20日にお祭りを案内する列車でSL「熊谷うちわ祭号」と急行「秩父川瀬祭号」の臨時列車が同日に2本運転された。

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 秩父の冬に行われる夜祭りは、日本三大曳山祭として有名であるが、「秩父のお祇園」と言われる「秩父川瀬祭」は、秩父神社の夏祭りとして7月19日と20 日に行われるお祭りであり、「熊谷うちわ祭」は、熊谷八坂神社など国道17号線が歩行者天国になり、12台の山車・屋台により7月20日21日22日に行われるお祭りである。

 秩父鉄道では、都心から1番近い蒸気機関車として秩父路のSL「パレオエクスプレス」が3月中旬から12月上旬までの主に土休日に、熊谷—三峰口間を往復している。

 沿線各地には、観光地も点在し、都心からも近くにもかかわらず大自然いっぱいの中を走る蒸気機関車は、常に人気を呼び、季節の催しやイベントなどには、それにちなんだ「ヘッドマーク」を掲出し、季節感とともにそのヘッドマークを掲出したSLの勇姿が見ることができる。

 蒸気機関車のC58形の363号機は、昭和63年の「さいたま博覧会」開催に伴い復活し、今年で運行21年目となった。

 また、国鉄時代の通勤型車両を昨年10月に鉄道博物館の開館に合わせ、当時の国鉄時代のカラーリング(オレンジバーミリオン・スカイブルー・カナリアイエロー・ウグイスの4種類)で運転されるとあり、こちらもファンに人気を呼んでいる。

 これから夏休みを迎える子どもたちに思い出として都心からも近くで走る勇姿を見ることができる「秩父路のSL」を訪ねては、いかがでしょう。

(取材協力:秩父鉄道)

(記者:勢 芳明)

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