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2008年07月22日(火) 20時34分

太陽に恵まれた本宿祇園祭オーマイニュース

 少し前になるが、7月11日、12日、13日の3日間、友人に誘われ、佐原(千葉県佐原市)の街を初めて訪ねた。街並みは古都を感じさせる雰囲気。そこでは本宿祇園祭が行われていた。

 およそ300年前から行われているこの祭りは、みこしの真ん中に、歴史上の人物や手作りの大きな飾り物を乗せ、「佐原囃子(ばやし)」を演奏しながら、10に分けられた地域の住民で街を練り歩いていく。

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 法被を着た彼らは熱気とワクワク感に満ちあふれていた。それは、郷土への愛と誇りにもとれた。ここに住む者、街を離れた者、皆が戻ってくる夏の日。それはかけがえの無いものなのかもしれない。

 年に1度のお祭り。一概に結び付けたくは無いが、こういったコミュニケーションを常にとることができるのなら、昨今の嫌な事件との関連性も見えてくるかもしれない。

 現在では、この祭りは「佐原の山車行事」として、国の重要無形民俗文化財に指定されている。秋には、小野川を挟んだ反対側の地域(新宿)で祭りが行われる。

 ちなみに、このお祭り、聞けば毎年必ず1日は梅雨の影響で雨が降るそうだが、今年は3日間共、太陽に恵まれた。すてきな、すてきな祭りだった。

(記者:青木 勇太)

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