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2008年07月22日(火) 17時00分

二岡に“救いの神”!? モナ以上の“山本”ネタ噴出夕刊フジ

 モナにハメられ、KIDに救われる?! タレントの山本モナ(32)との不倫騒動にまみれた巨人・二岡智宏内野手(32)が、ようやく1軍に帰ってきた。甲子園では熱狂的な阪神ファンからきつい洗礼を浴びる懸念もあったが、不思議なほどにバッシングはなし。週刊誌の報道合戦も下火になりつつある。その裏には、もう一人の山本が…。

 試合後の阪神関係者は「まさかこんなに、何にもないとはね…」とキツネにつままれた表情だった。

 21日に甲子園球場で行われた阪神戦で、二岡に対するヤジよりも、拍手や声援が上回ったのだ。

 1軍復帰戦となった前日には、横浜ファンから「モナ岡!」「もっといいホテルに行け!」などと罵声を浴びた。二岡も無安打に失策と散々な内容だった。

 甲子園ではもっとえげつないヤジが飛ぶはず−という観測は、過去の例から見ても自然だろう。

 たとえば、桑田真澄氏は巨人時代に多額の負債を抱えた際、小銭をちらつかせた阪神ファンの子供から、「桑田、これやるわ!」と言われた。

 江藤(現西武)が女性問題にまみれた際には、江藤の打席で応援歌に合わせ、阪神ファンが醜聞にかこつけた替え歌を熱唱した。

 二岡のスキャンダルが明るみに出た10日には、記事が載った「女性セブン」を巨人ベンチの上で掲げる阪神ファンの姿もあった。

 ところがこの日は、スタメン発表で二岡の名前が読み上げられてもどよめきが起きる程度。二岡の打席では、なぜか阪神ファンからも異様な歓声が上がった。

 球場の雰囲気にも助けられたか、2回の第1打席に復帰後初のヒットも出た。試合後の二岡は無表情で「そうだね」と「がんばります」しか言葉を発しなかったが、またひとつハードルを越えた。

 試合は阪神の負けだったが、球場を後にする阪神ファンは、「二岡? もういいやろ。弱い者イジメしてもしゃあない」とのんびりしたもの。これも首位を独走するチームの余裕か。

 少し前までは二岡の1軍合流を今かと待ちかまえていた週刊誌なども、急速に熱を失いつつある。

 二岡の復帰が具体化したのは先週末だったが、これと重なる形で19日発売の「週刊現代」が格闘家の山本“KID”徳郁(31)らが都内マンションで大麻パーティーを開いていたと報じたため、他媒体も二岡どころでなくなるという“時の運”にも恵まれた。

 「山本」には存分に痛い目に遭わされた二岡だが、ここにきて「山本」に救われた格好だ。

 人のうわさも75日というが、好調な阪神と移り気な世間のおかげか、10日余で二岡は苦境を脱しつつある。モナの謹慎が解かれるのは、まだまだ先のことだろうが…。

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