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2008年07月21日(月) 12時00分

寅壱ブランドがコンビニに進出機能性に優れる作業着に注目!R25

汗だくになり、コンビニでタオルを買った。普通のタオルと思いきや、そこには「寅壱」の文字が刺繍されていた。あの有名作業着ブランドの名前がなぜ…? 調べてみると、セブン-イレブンと商品を共同開発したようだ。

「商品開発に関しては、10代から40代まで幅広い年齢層の現役ワーカーズの方に集まっていただき、議論を重ねました。汗をぬぐいやすくするためにTシャツの袖を長くするなど、現場感覚のある意見を反映させました」とは、セブン-イレブン・ジャパン商品担当の佐野さん。

「また、ファッション性も重視しているため、一般の若者にもご好評を得てます」

ファッション性といえば、日本の土木作業着が05年のパリコレに登場したこともあった。デザイナーは、遊び心に富んだファッションで知られるドイツ人のベルンハルト・ウィルヘルム氏。そこで話題を集め、06年にはなんと東京のトンネル工事現場でファッションショーが開催されている。

コンビニに置かれるなど、一般層にも広がりを見せ、一方で世界的なコレクションにも登場している作業着ファッションだが、ここでひとつ、素朴な疑問が…。作業着の代表的存在ともいえるニッカボッカは、なぜああいう形をしているのか?ひざのあたりがダボダボしてて、足首のところでキュッと締まっているあのズボンを見ると、高い足場での作業中に踏んでしまったりしないのかと、つい心配になってしまう…。

「一番の理由は動きやすさです。さらにヒザのふくらみは、熟練の職人さんにいわせると、“猫のひげ”のような役割を果たしているようです。足元に突起物や障害物があると、まずあのふくらみで感知し、危険を回避するんだそうです」と教えてくれたのは、鳶装束の専門メーカーである株式会社カセヤマの忰山さん。なるほど。触覚センサーのような役割があったなんて…。

あふれる男気、優れた機能性。暑い夏も、作業着ファッションなら乗り切れるかも?
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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