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2008年07月21日(月) 02時31分

<イラン>副大統領「米国やイスラエル国民と友人」毎日新聞

 【テヘラン春日孝之】イランのモシャイ副大統領は19日、テヘランの国営イラン放送で開かれた観光セミナーで「イランは米国やイスラエルの国民と友人であり、世界に敵は存在しない」と述べた。地元メディアが20日、一斉に報じた。

 イランは1979年のイスラム革命以来、「反米」「反イスラエル」を国是としてきた。だが、最近は米国との関係修復を模索する中、体制要人は「シオニスト政権(イスラエル)を除くすべての国と対話する用意がある」と繰り返している。

 要人がイスラエル国民について言及することはほとんどないが、今回の発言は、対米関係修復を進めるうえで、体制内でも論議になっているという親米イスラエルとの関係をどうするか、一部強硬派の反応を見定める「観測気球」との見方も出ている。

 アフマディネジャド大統領はイスラエルを「腐った死骸(しがい)」と表現し「いずれ消滅する」と再三にわたり過激発言を繰り返してきた。

 モシャイ副大統領は娘が大統領の息子と結婚したばかりで、腹心として知られる。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080721-00000014-mai-int