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2008年07月20日(日) 19時51分

毎日英文サイト問題で検証記事掲載、新たに2人処分読売新聞

 毎日新聞社が英文サイト「毎日デイリーニューズ」上のコーナーに不適切な内容の記事を掲載していた問題で、同社は20日の朝刊で内部調査結果を公表した。

 一面に「英文サイト出直します」とするおわび記事、特集面2ページで社内の検証チームによる調査結果と作家の柳田邦男さんら有識者の批判の声を掲載。問題の要因として、原稿の妥当性の精査機能がなかった▽英文サイトに紙面審査委員会のようなシステムがなかった▽担当の外国人記者の記者倫理の欠如▽英字紙からネットへの移行時に編集方針の議論が欠けていた▽早い時期から社内外から批判があったにもかかわらず、対応が鈍かった−−の5点を挙げた。担当記者が「性的な話題は反応が良い」として掲載を続けたと話していることも明らかにした。

 調査結果を受け、同社は、04年までサイトを統括する立場の総合メディア事業局長だった渡辺良行常務を、新たに同日付で役員報酬20%返上(1か月)の処分にした。また、処分済みの現職の英文毎日編集部長以前の部長のうち、在社する1人も処分した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080720-00000024-yom-soci