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2008年07月20日(日) 13時32分

気象庁が地震情報でミス 震度2以下「3」と誤表記中国新聞

 東北と関東で震度4を観測、宮城、福島両県に津波注意報が出た十九日の地震で、気象庁が震度1や2だった地点もすべて「震度3」と誤って表示した震度分布図を防災機関などに配信していたことが二十日、分かった。

 気象庁によると、ミスがあったのは、地震発生の約十二分後にインターネットを通じて配信した「各地の震度に関する情報」に添付された震度分布図。震度4が観測された地点では問題はなかったが、震度2以下の揺れしかなかったはずの地点もすべて「震度3」の表示になっていた。

 ミスに気付いた気象庁は、震度分布図を使用しないよう配信先の防災機関に連絡した。同庁で詳しい原因を調べている。

 気象庁では十四日、千葉県銚子市で震度2を観測した地震の際、地震計の設定ミスで「推定最大震度5弱以上」と誤った緊急地震速報を流したほか、静岡、甲府両地方気象台が四日に出した「記録的短時間大雨情報」が防災機関に配信されなかったなど、防災情報に関するミスが相次いでいる。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807200239.html