記事登録
2008年07月20日(日) 13時32分

一般車両の半数を走行禁止 五輪に向け北京市中国新聞

 【北京20日共同】北京市は二十日、一般車両をナンバーの偶数と奇数に分け、一日置きに走行を禁じる交通規制を始めた。北京五輪に向け、一般車両の走行を半減させて大気汚染を改善し、渋滞を緩和するのが狙い。

 規制はパラリンピック閉幕後の九月二十日まで。偶数日に奇数ナンバーが、奇数日に偶数ナンバーがそれぞれ走行禁止となるが、午前零時から午前三時までは制限しない。パトカーや消防車などの緊急車両、バスやタクシーは規制対象外。

 市当局は今月一日から、現在の環境基準と比べて排ガス量が大幅に多い車約三十万台の走行を禁止。政府も公用車の使用を最大で七割減らす方針で、市当局は一連の取り組みにより汚染物質を63%削減できるとしている。

 市内の幹線道路では二十日から、五輪関係車両だけが通行できる専用レーンの使用も始まった。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200807200157.html