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2008年07月19日(土) 13時01分

宇都宮地裁判事ストーカー:下山被告を保釈 上着で車の窓隠し /山梨毎日新聞

 部下の女性に繰り返し電子メールを送ったとして、ストーカー規制法違反罪で起訴された宇都宮地裁判事、下山芳晴被告(55)=東京都文京区千石3=が18日、保釈保証金300万円を納付し保釈された。甲府地裁は保釈を許可した理由を明らかにしていないが、下山被告がメールを送った事実を認め、公判の進め方にめどがついたためとみられる。
 下山被告は午後0時半ごろ、ノーネクタイのスーツ姿で拘置されていた甲府刑務所(甲府市堀之内町)の建物を出て、入り口前で迎えに来ていた乗用車の後部座席に乗り込んだ。門を出たところで、待ちかまえていた報道陣が車を取り囲んだが、上着で窓を隠し、車で刑務所を離れた。
 下山被告側は14日、甲府地裁に保釈を請求。16日に許可決定が出された。この決定を不服として甲府地検は即日準抗告したが、17日に棄却されていた。下山被告側は、6月にも保釈請求し、その時は却下されている。
 下山被告の初公判は25日、甲府地裁で行われる。【藤野基文、曹美河】

7月19日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080719-00000093-mailo-l19