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2008年07月19日(土) 00時00分

太陽の季節 文学碑に落書き 辻子海岸読売新聞

文学碑の裏側に書かれた落書き(黒い部分)=逗子市提供

 逗子市の逗子海岸にある石原慎太郎・東京都知事の小説「太陽の季節」の文学記念碑など3か所に落書きされているのが見つかり、市は18日までに、逗子署に被害届を出した。同署が器物損壊容疑で調べている。

 市によると、海の家の関係者が17日午前に発見、市に通報した。文学碑裏側の60センチ四方の範囲に判読不能の落書きがあり、隣接するスロープの壁など2か所にも「逗葉制覇」「ストライク」という文字がスプレー塗料で書かれていた。15日昼に異状はなく、それ以降にいたずら目的で書かれたとみられる。碑の落書きは17日、市職員が消した。

 碑は2005年11月、市民らでつくる実行委員会が約3800万円の寄付を集め、石原知事が学生時代を過ごした逗子海岸に建てた。高さ約3メートル、幅約1メートルで、大理石などでつくられ、表側に「太陽の季節 ここに始まる」という知事直筆の文字が刻まれている。06年にも、碑の土台部分に落書きされたことがある。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20080719-OYT8T00134.htm