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2008年07月19日(土) 00時00分

放置自転車 寂しげアート 横浜読売新聞

放置自転車を使った芸術作品を鑑賞する市民

 放置自転車を使った芸術作品を展示した「『どこへ』のぎすみこ展覧会」が、27日まで、横浜市中区の芸術施設「創造空間9001」(旧・東横線桜木町駅舎)で開かれている。

 現代美術家のぎすみこさんが、“モノ”への愛着が薄れかけている世相をテーマに、市内の放置自転車約60台を分解して車輪を組み合わせたり、タイヤチューブを積み上げたりして作品化した。さびついた車輪や汚れたチューブでできた作品はどこか寂しげ。同市西区の男性(71)は「昔はぜいたく品だった自転車が、簡単に捨てられるようになった。悲しさのようなものが伝わってくる」と話していた。午前10時〜午後7時、入場無料。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20080719-OYT8T00136.htm