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2008年07月19日(土) 14時53分

<崖の上のポニョ>上映中に地震 宮崎監督「ポニョがいる」 初日舞台あいさつ毎日新聞

 宮崎駿監督の4年ぶりの最新作となる劇場版アニメ「崖の上のポニョ」が19日公開された。宮崎監督や、ポニョ役の奈良柚莉愛ちゃん、宗介役の土井洋輝くんら出演者が舞台あいさつしたスカラ座(東京千代田区)では、上映中に震度3の地震が発生。宮崎監督は「ポニョがいるんだな」と解説して約650人の観客を沸かせた。

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 「崖の上のポニョ」は、幼い子供と親子の愛をテーマにしたアニメ。家出をしたさかなの子ポニョが、5歳の少年・宗介と出会ってお互いが「大好き」になる。ポニョは、父のフジモトに海へと連れ戻されるが、再び宗介に会うために「魔法」の力で津波を起こし、再び島を目指す……という物語。

 あいさつで、宗介の母・リサを担当した女優の山口智子さんが「ポニョが『宗介に会う』という気持ちに、『女の本質』を見ました。私にもありますね」と“見どころ”を語った。ポニョの父・フジモト役の所ジョージさんが、海の「波」の声も演じていることが紹介され、「そこは気にして見ないほうがいいと思いますよ。いらない情報じゃないですか?」と突っ込んでいた。

 宮崎監督は、柚莉愛ちゃん、洋輝くんの演技について「だんだん良くなってくるんですよ。子供の力を感じました」と振り返り、「鉛筆で映画を作ろうと改めて挑んだ作品です。みなさんによろこんでいただけるとうれしい」と自信をにじませていた。【河村成浩】

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