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2008年07月18日(金) 15時11分

迷惑な飼い主へレッドカードをツカサネット新聞

全国で犬、猫などの多頭飼いへの苦情が増えているそうです。
ブリーダーとしてきちんと管理できず劣悪な環境になっていたり、捨てられる動物の救済をしていると言うものの飼育はおざなりだったりするところへ行政が強く改善を求めることは現状では難しいようです。

泣き声、悪臭だけでなく、逃げ出した犬にかまれるといった被害もでているとか・・・・。
中には狂犬病の予防接種をしていなかったり、皮膚病に感染していたりする犬などもいるとのことなので、安全面・衛生面からも行政処分を下せるようにすべきだと思います

狂犬病が日本で発生していないのは、予防接種が行き届いているからであって、予防接種をしていない犬が多数いれば今の状況を維持できる保証はありません。人獣共通感染病の発生を防ぐためにも劣悪な飼育を放置しておくというのはよくありません。

飲料水の水源近くで糞尿が大量に放置されたり、放し飼いにされたりしている例もあるようです。死体をきちんと処理していないところもあるようで、こうしたところの近くに水源があれば、なんらかの病原菌が飲料水を汚染する危険性もあるわけです。

もはや迷惑というレベルをこえて危険行為といえるのではないでしょうか。

多頭飼いでなくても、糞の始末をしない、飼育途中で捨ててしまう、マンションなどの規約を守らずに飼う、などモラルの低下している飼い主が少なくないのが現状です。昆虫など外国種を放してしまい生態系への影響も懸念されています。

人体、生態系への影響があるというのにペットを飼うということについて、あまりにも無秩序すぎる思います。
ペットを飼う適性があるかチェックする、ペットの飼育状況を確認する、などをして飼育者をきちんと育成する。そして問題があると判断したときにはイエローカード、レッドカードを出せるようなことも考えなければいけない時期にきているのではないでしょうか。

人間の身勝手で振り回される動物達のためにも、飼い主の責任を明確にすべきだと思います。



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(記者:梅)

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