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2008年07月18日(金) 11時26分

朝日新聞の「永世死刑執行人」は職業差別ツカサネット新聞

今更ですが、朝日新聞の夕刊「素粒子」のコーナーに鳩山法相を中傷する言葉として載った、「永世死刑執行人」と「死に神」の話題です。

鳩山法相は単に死刑の執行を指示する人であり、現実には「死刑執行人」ではありません。

しかし、朝日新聞は彼を敢えて死刑執行人と呼び、しかも朝日のコラムの都合以外には理由すらない「永世」を付けて、「お前など永久に死刑執行人だ」と決め付けたのです。そして、「またの名」として、「死に神」と呼びました。「永世」が付くものの、「死刑執行人」は朝日新聞にとってそのくらい不名誉なものなのです。

現在日本では、「死刑執行人」は刑務官が務めます。つまり彼らは公務員です。仮に専門の死刑執行人がいたとしても、それは現在の日本社会に必要な立派な職業です。朝日新聞の社員も場合によってはその死刑も受け持つ刑務官にお世話になり(刑務所に入るかはともかく先日タクシー運転手を殴って逮捕された幹部社員がいました)、最後には「お世話になりました」と頭を下げて出てくることになるでしょう。

また、公務員には公務員採用試験があり、誰にでもなれるものではありません。なので、死刑執行役をやりたくなければ、他の職を求めることも可能でしょう。しかし、死刑制度がある限り、それは誰かがやらなくてはならない仕事です。それを引き受け、全うしている彼らは、普通に見れば立派な人達です。

それにもかかわらず、朝日新聞はその名称を「死に神」と並ぶ悪口として使い、法相と共に貶めたのです。勿論直接にそれを行ったのは夕刊編集部です。しかし、それをかばい続け、謝罪を拒否し続ける朝日新聞社も既に同罪です。

とても現代日本の出来事とは思えません。
また、とても日本一の発行部数を誇る新聞社のやることとも思えません。

現実には「死刑執行人」ではない鳩山法相よりも、本当の死刑執行役の刑務官、それも真面目な人程今回の件で傷ついた可能性が高いと思います。その辺り、朝日新聞社はどう考えているのでしょうか。




(記者:Nettaiya)

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