2008年07月18日(金) 11時02分

【映画】魔女から学ぶ大切なこと『西の魔女が死んだ』（ツカサネット新聞）

＜ストーリー＞

学校生活に馴染めず、登校拒否になってしまう少女まい。
彼女は森に住むおばあちゃんの所で気分転換も兼ねしばらく暮らす事にする。

おばあちゃんはイギリス人で英国様式の山荘にひとりで暮らしている。

このおばあちゃん、実は魔女の家系を継ぐ立派な魔女。

まいも魔女になるべく、おばあちゃんに修行を申し出る。
魔女になる条件、それは規則正しい生活をする事。
自分の意志で何でも決めてやり通す事、etc...。

まいはこのおばあちゃんとの生活を通してたくさんの大切な事を学んでいく。

2年後、そんなまいの元に「おばあちゃんが倒れた」との知らせが舞い込む。
そして彼女はおばあちゃんと過ごしたあの日々の事を思い起こす…。

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この映画は地味な映画と言えるだろう。
でも観る人に与えるメッセージは正に魔女からの魔法かもしれない。
忘れがたい大切なものを教えてくれる。

おばあちゃんは実は予知能力などに長けている魔女の家系の血を受け継ぐ魔女。
森の中で日々の自然の変化を楽しみながら、昔ながらの英国様式の暮らしをしている。

家の様式やインテリアにイギリスのカントリースタイルがふんだんに盛り込まれており、おばあちゃんの周りの環境はさながらイギリス。
そんなシーンを観ているだけでうっとりとしてしまう。

そんなセットもさることながら、
この映画の見所はおばあちゃんの人としての安定感。
真実を見抜き、冷静に穏やかにそして愛情深く生きている。

孫に対しても学校に行かない事をとがめたり責めたりせず、
存在を十分に認めて十分愛した上でさりげなく彼女を導いていく。

でしゃばらず、孫と共に働く事で自らの生き方を見せている、そんな感じ。

どんな時も自分で決めて行動する。
自分が楽になるような方法を選んでいい。

などの生きるためのアドバイスに加え、死に対する考え方など、さりげなく教えてくれる。

そんな人が生きていくうえで、覚えておきたいいくつかのエッセンスがこの映画の至る所に散りばめられている。まいだけでなく私達も、おばあちゃんからたくさん教えられます。

くすんだ心が洗われて無垢になれる、そんな一本です。



■ 映画『西の魔女が死んだ』



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(記者：tommie)

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