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2008年07月18日(金) 10時33分

盗人猛々しい!社会保険庁改革ツカサネット新聞

社会保険庁の改革にあたり、過去に懲戒処分を受けた職員を再雇用するか否かで議論が紛糾している。社会保険庁と政府は懲戒処分を受けた職員の再雇用を目指し、自民党内に反対論が強いようだ。

再雇用を目指す政府の考えとしては、あまりにも多くの職員を入れ替えると業務に支障をきたすという社会保険庁の意向を尊重しているらしい。しかし、彼らのずさんな業務の結果が今日の年金問題の根幹なのだから、そんな職員を無理して抱えなくても、業務に支障が出るとはとても思えない。

過去の過ちを反省し、業務に精進している職員も多い、という主張もあるらしいが、身内に甘い官僚体質が目立ち、盗人猛々しいという印象だ。そもそも、そんな過ちを犯さなければいいわけで、当事者が言うことではないと感じる。

さて、この問題について、あまり民主党の考えが見えてこないのだが、どうしたのだろうか?

まぁ、社会保険庁職員の労働組合を支持母体に抱え、そこ出身の議員すら身内に抱える民主党が、この問題ではっきりとしたこと、厳しいことを言えるはずもないだろう。

いつもの年金問題の追及のように、不正を働いた職員の再雇用なんてとんでもない、と強く主張していただきたいものだ。そうすれば、民主党への疑念も多少は晴れるのだが‥‥‥。

またしても、官僚主導で押し切られようとしている気がする。
この問題については、業務に多少の支障があったとしても、民間人を採用してカバーするぐらいでないと、名前や組織が変わってもそこで働く人が同じでは国民は安心できない気がする。国民の視線での議論をぜひともお願いしたいものだ。




(記者:keigo)

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