記事登録
2008年07月18日(金) 11時17分

夏に汗をかかず、冬に汗をかくエアコン生活オーマイニュース

 また、暑い夏がめぐってきた。“CO2削減”呼びかけの効果か、最近は以前より冷房が弱いような気もする。それでも、電車内の冷房はあまり変わっていないし、丸1日、冷房の効いたビル内で仕事をしていると、体が極端に冷え切ってしまうことがある。

 声高に“CO2削減”を叫ぶわりには、冷暖房がきつすぎるような気がしてならない。ビル内では空調が欠かせないが、もう少し弱くすることができると思うし、電車ではもしかして、“冷暖房”を切ることさえ可能だと思う。夏は暑ければ窓を開ければいいし、冬は初めから着込んでいるから、平気だと思う。もし、これで“CO2削減”ができれば、筆者にとってはダブルでうれしい。

 人と比べて冷房に弱い筆者は、それなりに冷房対策をしているが、上にはおる物をうっかり忘れたりした日には、つらい時間を過ごすことになる。

 特に電車では、いつも“弱冷房”車両に乗るように気をつけているが、それでも冷房がきつく感じることがある。それに“弱冷房”車両は混んでいることが多く、普通に冷房が効いた車両はガラガラなのに、“弱冷房”車は満員、ということさえある。もう少し車両を増やしてくれたらいいのに、と思う。

 問題は夏だけではない。冬の店舗の暖房もまた悩みの種だ。外が寒いので、オーバーなどで防寒している人が多いのに、店舗ビルの中にはいると、暖かすぎて、上着を脱がなければならない状況になる。ところが荷物が多く、オーバーなど脱ぐと、片手がふさがってしまい、それがいやなために暑いのを無理してオーバーを着たままでいると、汗をかいてしまうことも……。そのまま戸外に出ると急に汗が冷えて「風邪をひく」ことさえある。

 「夏が暑い」のは当たり前。ヒートアイランド現象などで、都会は昔より暑くなっているとはいうものの、少し我慢すればすぐエアコンにたよることもない。現に、炎天下で働く建築現場の職人さんなどは、水分をたくさんとり、熱射病にかからないように気をつけ、むやみにエアコンにあたらないようにしている、と聞いている。

 自然の摂理にしたがい、「夏は汗をかく」生活ができればよいのに、と思ってしまう。

(記者:工藤 和江)

【関連記事】
工藤 和江さんの他の記事を読む

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000002-omn-soci