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2008年07月17日(木) 13時03分

<性的暴行>自称霊能者の被告に懲役20年 宮崎地裁毎日新聞

 10人の女性に性的暴行を加えたなどとして準強姦(ごうかん)、準強制わいせつ罪に問われた宮崎県都城市早鈴町、自称霊能者、森加喜夫こと野村加喜夫被告(64)の判決公判が17日、宮崎地裁であった。高原正良裁判長は「極めて卑劣かつ悪質な犯行」と断じ、懲役20年(求刑・懲役22年)を言い渡した。

 高原裁判長は「除霊行為と信じ込ませ、抵抗不能な状態に陥れた」と指摘。「自己中心的で女性の人格や尊厳を無視した」と量刑理由を述べた。

 判決によると、森被告は02〜06年、鹿児島県内のホテルや自宅などで、相談に訪れていた当時20〜28歳の未婚女性に「霊が乗り込んでいる。がんになる」などと言って信じ込ませ、性的暴行を加えるなどした。【小原擁】

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