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2008年07月17日(木) 10時03分

30%以上のユーザーが毎日ウイルススキャン、ウィルスソフトに関する調査japan.internet.com

情報漏洩やフィッシング詐欺、新種のコンピュータウイルスなど PC の脅威は日々増加している。ユーザーは、これら新たな脅威に対処できるのだろうか。今回は特に、ウイルスソフトの使い方について調査した。

インターネットコム株式会社と株式会社マーシュが実施した「ウイルス対策ソフトに関する調査」で、30%以上が毎日ウイルススキャンを実行していることがわかった。

調査は全国のインターネットユーザー男女300人を対象に行った。男女比は男性50.0%、女性50.0%、年齢別では20代20.0%、30代 20.0%、40代20.0%、50代20.0%、60代以上20.0%となっている。

アンケート回答者のうち私用 PC にウイルス対策ソフトをインストールしている244人に、ソフトウェアをアップデートする頻度を尋ねた。結果は「毎日」32.4%(79人)、「3日に一度」7.0%(17人)、「一週間に一度」7.8%(19人)、「2週間に一度」2.5%(6人)、「1か月に一度」3.7%(9人)、「気がついたときにアップデートする」29.1%(71人)などとなった。

回答では、毎日アップデートする人々と気がついたときにアップデートする人がほぼ拮抗した。また、ウイルス対策ソフトの自動アップデートを設定している人が244人の82.8%だった。

これに対して、ウイルススキャンを行う頻度は「毎日」16.8%(41人)、「3日に一度」3.7%(9人)、「一週間に一度」17.6%(43人)、「2週間に一度」4.1%(10人)、「1か月に一度」8.2%(20人)、「気がついたときにスキャンする」34.0%(83人)などであった。

アップデートとスキャンとも、「気がついた時」に実行するが最も多い結果となった。

また、「スキャンで怪しいファイルが見つかったときにどのような対応をしましたか」と質問したところ、「ウイルス対策ソフトで削除」が76.7%(89人)とやはり一般的な対応が多数だった。しかし、中には「駆除ツールでウイルスを削除する」というような対策を行う人も見られた。

調査協力:株式会社マーシュ

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