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2008年07月17日(木) 14時37分

「名古屋に来て決意」バスジャック事件で少年供述読売新聞

 愛知県岡崎市の東名高速道路で起きたバスジャック事件で、監禁容疑などで現行犯逮捕された山口県宇部市の中学2年の少年(14)が、愛知県警の調べに対し、「名古屋に来た後、バスジャックしようと決意した」などと供述していることが17日、わかった。

 県警は少年から犯行動機などを聞く一方、同日午後には、乗っ取られた状況などを調べるため、ジェイアール東海バスの運転手(39)を立ち会わせ、少年の身柄を確保した同高速の美合(みあい)パーキングエリア(PA)周辺で実況見分を行う。

 捜査関係者によると、少年は14日夜、両親から女友達との交際についてしっ責され、15日朝にかけて、親の金を持ち出して家出した。北九州市のJR小倉駅から新幹線に乗り、午後11時半ごろ、名古屋駅へ到着。駅近くのビジネスホテルに宿泊し、犯行直前の16日朝、ホテル周辺にある100円ショップなど2店で、果物ナイフと小型ナイフを購入したという。

 少年は家出したきっかけについて、「交際を巡り、友達から借金したことをきつくしかられ、『お前なんて死んでしまえ。児童相談所に行ってしまえ』と罵倒(ばとう)され、腹が立った」などと説明している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080717-00000034-yom-soci