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2008年07月17日(木) 16時02分

「少年キレやすかった」 バス乗っ取り、生徒に説明産経新聞

 愛知県の東名高速で起きたバス乗っ取り事件で、逮捕された中学2年の少年が通っていた山口県宇部市の中学校では17日、生徒らの動揺を抑えようと、校長が校内放送を行い「気持ちをしっかりもってほしい」「どんな小さなことでも相談してください」と呼びかけた。また、学校側によると、犯行当日の16日夕には少年の父親から学校に「大変な迷惑をかけてしまった」と憔悴(しょうすい)した様子で謝罪の電話があったという。

 17日朝、学校の校門近くでは、保護者や教職員らが見守るなか、生徒らがうつむき加減で足早に校内に入った。事件については、クラスごとに担任が説明。その後、校長が校内放送を通じ「みなさんは気持ちをしっかりもって頑張ってほしい」などと話した。

 学校側によると、少年は、まじめで活発な生徒。先輩の男子生徒も「みんなの前に出るのが好きで、明るいヤツ。本当に驚いている」と話した。一方、「1年のころは同級生に暴力をふるっていたらしい。キレやすい性格だった」と話す生徒もいた。

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