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2008年07月17日(木) 22時41分

<日本生協連>カシミヤ混用率不当表示で排除命令…公取委毎日新聞

 日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)がカーディガンを販売する際、カタログにカシミヤ混用率を50%と表示していたのに、実際はほとんど含まれていなかったとして、公正取引委員会は17日、景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。

 公取委は、遅くとも昨年9月から今年3月に販売した9品目(4990〜6990円)約2万着、約1億1900万円分で違反を認定した。「オリジナルハーフカシミヤ(衿えり)付きロングカーディガン」などの商品名で、カタログには「カシミヤ50%・毛50%」などと記載されていた。

 カーディガンは中国製。今年3月、国内の輸入業者からの連絡で混用率の低さに気づいた。昨年と今年は初回購入品の抜き取り検査を実施したが、不審な点はなかったという。

 日本生協連は06年9月からの販売分について、購入者に返金している。「深くおわび申しあげる。品質管理体制の強化に努める」などとコメントした。【苅田伸宏】

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