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2008年07月17日(木) 08時01分

「たばこ休憩廃止」言っておいて橋下知事、府庁から公用車でジム通いスポーツ報知

 大阪府の橋下徹知事(39)が議会の常任委員会初日の14日に府庁から公用車で大阪市北区のジムへ通っていたことが16日、明らかになった。当日は午前10時から4委員会で知事が提出した本格予算案の修正議論の真っ最中。職員にはたばこ休息廃止を求めただけに、知事の行動に賛否が分かれそうだ。

 知事は、14日午後1時ごろに公用車で府庁を出て自らの法律事務所に寄り、午後2時ごろホテル内のジムに着いた。夜に公務があったため、午後5時ごろにタクシーで府庁に戻ったという。

 知事は16日、報道陣に「ジムは府庁と自宅を結ぶ経路にあり問題ない」と説明。知事日程では「庁内執務」となっていたが、午後からは休みにする前提だったという。「特別職は土日も休憩もない。空いている時間を使って積極的に体調管理したい。休日も警護の関係で自宅から出られず、2月の就任から7キロ太った」とメタボ予防への理解を求めた。

 「問題意識? ない。それでも批判を受けるなら、公務は9時−5時で土日は休みをとらないとダメなんですかね」と多忙な現状を強調した。府労連の新居晴幸執行委員長(57)は「信じられへん。まさに公私混同。休める日じゃないんじゃないか」と猛反発している。

 府の情報公開室によると、この問題についての府民からのメール、電話は、16日午後5時までの集計で計87件。批判が56件、擁護は31件だった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080717-00000081-sph-soci