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2008年07月17日(木) 15時09分

八木茂被告の死刑確定へ=無罪主張退ける−本庄保険金殺人・最高裁時事通信

 埼玉県本庄市の連続保険金殺人事件で殺人などの罪に問われ、一、二審で死刑とされた金融業八木茂被告(58)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(泉徳治裁判長)は17日、被告側の上告を棄却した。死刑が確定する。
 弁護側は、共犯とされた武まゆみ受刑者(41)=無期懲役=の証言について、「検察官による脅迫や偽計、量刑取引の結果、虚偽証言をした」と主張、起訴事実は存在しなかったと訴えていた。
 一、二審判決によると、八木被告は武受刑者ら3人の女と共謀。1995年、元工員の男性=当時(45)=にトリカブト入りのあんパンなどを食べさせて殺害し、保険金約3億円をだまし取った。98、99年には、元パチンコ店員=同(61)=に連日強い酒と大量の風邪薬を飲ませて殺し、元塗装工を重体にするなどした。 

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080717-00000092-jij-soci