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2008年07月17日(木) 09時39分

野口みずき「五輪連覇シューズ」完成デイリースポーツ

 野口みずき(30)=シスメックス=ら北京五輪男女マラソン代表5選手のシューズを手がけるアシックスが16日、神戸市内で本番用シューズを発表した。北京の硬い路面を想定し、クッション性を高めながらも、軽量化を実現。製作を担当した三村仁司氏(59)は「今回は補強からソールまで全部改良した。変わらないのは靴ひもだけ。選手への期待はそれだけ高い」と胸を張った。
 調子に合わせて硬さ、クッション性を変え、各選手5種類を用意。野口の最も軽いタイプで日本記録をマークしたベルリンの時よりも13グラムの軽量化。「マラソン1回でだいたい5000キロカロリーを消費する。13グラム軽ければ、450ぐらいは負担を減らせる」と、約10%の“低燃費化”が実現した。
 シドニーの高橋尚子、アテネの野口と2大会連続で金メダリストのシューズを手がけている三村氏は来年で定年。「集大成にふさわしいものができた」と自信たっぷりに言い切った。“金メダル請負人”の最高傑作が、マラソン軍団をメダルへ導く。

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