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2008年07月17日(木) 17時36分

ほたる祭りに行ってきた【長野】ツカサネット新聞

地元長野県辰野町へほたるを見に行った。
辰野町はほたるの名所で、毎年6月後半の1週間強ほたる祭りで賑わう。18歳までこの町で暮らしていたが、こどもの頃は縁日が楽しくてほたるは殆ど見に行かなかった。一度だけ行った時は駅前の商店街を抜けた田んぼ道を歩いてほたるを見たのだが、今は綺麗に舗装されて有料化(300円)されていた。

入り口に昨日のほたる確認数1万3千匹と書かれていた。それがどの位のものか見てみない事には見当がつかない。はじめは真っ暗な草むらにポツリと1匹見え、こんなもん?と思っている内にあちこちにピカピカ見え始めた。ほたるは意外とどんくさい虫で、のんびりふわふわ飛んでいる所を子供達に捕まえられていた。(捕獲・持ち帰りは禁じられている。)1匹当たりの光のサイズはクリスマスの豆電球よりも小さいが、光量は強く大分離れた山の木の上まで光っているのがよく分かった。メインの広場まで来ると辺り一面ほたる、見応えがあった。

ほたるの光窓の雪〜という歌があるがその光で手紙を読むのはかなり困難だ。クリスマスイルミネーションよりも暗い月明かりの下はロマンチックな気分になるのか、密着しているカップルも多かった。昔の感覚でちょっと近所の田んぼを見てくるくらいのつもりでいた我々夫婦は、財布も携帯も何も持たずに行ったので見事にはぐれた。ほたるは暗い場所で見るもの、迷子にはお気をつけを。

翌日は町の子育て支援センターでほたる祭りのキャラクター”ぴっかりちゃん”と遊ぼうというイベントが行われた。いつからいるのかピッカリちゃんの着ぐるみとぴっかりちゃんの妹だと言うパペットが作られており、地元の短期大学の学生さん達が操って手遊びや歌遊びをしてくれた。しばらく町を離れていた間に、町も色々頑張っているんだなぁと感心し、ぴっかりちゃんにも愛着がわいた。ほたるはきれいな水のある場所にしか生息しないのでこれからも自然溢れる町であって欲しいと思う反面、今後も色んなグッズ販売やイベントで地元が賑わってくれればな…と強く感じた。

今年の祭りはもう終わってしまい、ほたるの発生数もピーク時より大分減って600匹程度になってしまったがお近くにお住まいの方は見に行ってもらいたい。

辰野町ホームページ



(記者:母さんの夜なべ)

■写真
写真撮影:母さんの夜なべ記者

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