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2008年07月17日(木) 16時33分

こだわりや見栄を捨て発想の転換を【61歳の就活】ツカサネット新聞

未だ、就活中。

とりあえずパソコンが使える。いままでの研修講師の経験が活かせればいい。
でも給料は最低でも30万円くらいは欲しい。
これまでの経験が少しでも活かせる仕事をしたくて毎日ハローワーク通い。
地元ばかりでなく少し遠くへも出かけてみた。

年齢制限無し、条件はパソコンが使えること。社会人経験が浅くても可。
ようやく希望に合いそうな求職案件をみつけては、ハローワークの担当の方に電話をしていただく。
「今、応募者が殺到しているのでとりあえず書類を送ってください」
そういう言葉がかえってくる。

それはまだ良い方。電話の向こうから
「この業界の平均年齢は30歳なんで・・・」「もっと若い方をお願いしたいので・・・」
と軽くあしらわれてしまうこともしばしば。

時たま年齢条件をクリアしても、先方から確認の電話がかかってくることがある。
採用の条件に問題がないことや、これまでの簡単な経歴を伝える。
「では、書類を送ってください」という回答をいただきわずかな期待を抱きながら書類を送る。

だが、結局は「・・・結果、遺憾ながらご希望に・・・」と不採用の通知ばかりが次々と帰ってくる。
仕事を探し初めてから早3週間近く経ってしまった。その間に応募した件数約20。だがいまだに一件も面接まで行かないでいる。

”高齢者雇用促進法ってなんなんだ” 
”年齢不問て書いてあるじゃないか”
”老人(高齢者)は働くなというのか”

そう文句をいったところで始まらない。貯金の取り崩しで凌いでいるが、そろそろ限界。
パートやアルバイトという手があるじゃないかというが、こちらも事実上年齢制限がある。

SOHOと言うと格好いいが、早い話が内職のような仕事なら年齢に関係なく出来そうなものもありそうだ。

会社人間としての長い習慣が身についているから、会社勤めをするのを当たり前に思っている。周りがうるさくて家でなんか仕事ができない。自己管理が難しい。
そんなこと言っている場合じゃなくなってきた。

こだわりや、見栄を捨てないといけない。仕事をえり好みしない。
そうなんですよ。もう少し発想を変えて。いや、発想を柔軟にしていろいろなことに挑戦していくしかなさそうだ。


61歳の就活〜突然の契約提示
61歳の就活。仕事は決まったが
よい人生経験をしたと思うしかない



(記者:高田 司)

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