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2008年07月17日(木) 15時24分

時間厳守って一体?異文化理解編【中国】ツカサネット新聞

最近自宅のクーラーの外気モーターから水漏れがある、と指摘を受けて修理に出そうと仲介者を通して業者にお願いした。購入したばかりだから修理は当然無料である。業者にとってはやる気の出ない仕事であろう。

[水曜日]
夜に確認に来た。そんなに漏れていない、と言っていたがやはり直す必要がある。木曜日の夜に来ると約束してくれた。が、連絡なしのキャンセル。

[金曜日]
仲介者に連絡して土曜日午前に来てもらうように連絡した。ところがどっこい、待てど暮らせど来る気配すらなく連絡もない。直接業者に電話しても応答なし。仕方なくお昼に仲介者に連絡してもらうようにした。そうすると業者曰く、前日12時まで残業だったからいけなかった、とのこと。全く何のことやら…、ため息が出るばかりである。

またまた仕方がなく今度は強く次の日に来るように言ってもらった。時間は?…早朝7時である。ホントに来てくれるの?何度も念をおした。午前からは仕事のため8:30ごろまでしか時間はない。

[日曜日]
翌朝、6:30目覚ましで起こされたわたしは眠い目をこすりながら、静かに待機していた。7:00である!…ウンともスンとも返事が来ない。いやいやあせってはならない。きっと数分遅れで来るんだろう。7:15。我慢強いわたしも何か、イライラというものが募ってくる。「もうちょっと待て」心でそういいながら7:30。もう電話するしかない。が、出る気配無し。あれやこれやと、仕事の時間になった。仲介者に来なかったので夜来るように言ってください、とお願いした。

夜18:00。自宅で夕食を済ましたわたしは、いつかいつかと首を長くして待っていた。19:00、20:00、21:00…。やっぱりこなかった。今日も来ないのだろう。もう知〜らないっと。夜寝ることにした。が、…22:40。インターホンが鳴る。えっ!?もう寝てるで!インターホンに出ると、修理の人であった。こんな遅い時間に修理に来られても、こっちは寝てるし、近所迷惑だし、暗いしと思い、大変申し訳ないが明日にしてもらえないかと帰ってもらうことにした。

[月曜日]
本日、仲介者の中国人の人たちにこれまでの出来事を説明し、ちゃんとした時間に来てもらえるようにお願いした。しかしそこでどんでん返し。せっかく来てもらったのに、そこで返すのはだめだ、彼らに協力しないとだめだ、などなど…おこられてしまったのだ。はっあ?という感じだったが、よくよく聞いてみると、修理の人たちはいま夏で忙しい、どんな時間でも協力しないとだめだと言う。修理の人たちは中国の都市に働きに来ている外からの中国人。時間の感覚が違うと言う。

いずれにしても修理してもらわないとだめなので、お願いするしかないのであるが、異文化と言うのはここまで違うものなのかと痛感させられている。異文化にいるから自分たちが異文化に合わせる必要があるのだが、どこまで合わせる必要があるのかただ今自問自答中である。いずれにしても、今日ぐらいには修理に来てもらえたらいいものなのだが…。


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(記者:COFFEE TIME)

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