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2008年07月17日(木) 15時03分

リユースでまだまだXPを使いこなす!ツカサネット新聞

今年に入ってからデータ保存用に使っていた外付けハードディスクドライブ(HDD)の調子がおかしく、とうとう、電源が入らない事態になってしまった。HDDには、取材資料や写真、原稿が入っているだけに慌てた。
急いでパソコンショップに出かけ、応急措置として1580円のHDD専用外付けケースを購入した。「応急措置ですから、早めに新しいHDDを購入されたほうが良いですよ」という店員さんの言葉がずっと頭にあったが、「まだ大丈夫だろう」という勝手な判断でHDDを使ってきた。

しかし、夏場を迎えて少し心配になった。
私の部屋は2階にあるのだが、日中、室内の温度が37度にもなる。温度計の故障だろうと思ったが、いや、確かに暑い。昼間はパソコン講座や取材で部屋にいることは少ないが、それでも小型の扇風機をHDDに向けて付けっぱなしにしている。

パソコンを使用しているだけでHDDはかなりの熱を持っているので、それに加えて室内の暑さでは、安物の外付けケースでは心配になり、容量の多いHDDを購入することを決めた。

私が自宅で使用しているディスクトップパソコンは、2001年に購入したもので、かなりハードに使っている割には、一度も大きな故障をしたことがない。これまで、グラフィックボードを入れ替えて2画面で使っていたが、液晶ディスプレイがだめになってしまい、重いCRTディスプレイを使ってきた。

そこで、HDDを購入するついでに安い液晶ディスプレイも購入することにした。

お金をあまりかけないで周辺機器を購入しようと、市内の家電量販店やパソコンショップを回った。3軒目のパソコンショップで、500GB(ギガバイト)で13,800円のHDDを見つけた。さすがにHDDは新品を購入することにした。また、中古の液晶ディスプレイも1台が8,980円だったので、2台購入した。グラフィックボードには、2台のディスプレイを接続できる端子があるが、1つの端子は使えないことが分かった。

店員さんに相談すると、「USB接続の外付けグラフィックアダプターがありますよ」ということだった。液晶ディスプレイの15ピン端子をUSBアダプタにつなぎ、それをパソコンのUSBに接続すれば終わりである。ということで、これも購入した。7,480円であった。

しめて39,240円也。

さっそく、自宅に戻り、作業を行った。
これまで、80GBと60GBの2台のHDDを使っていたので、中に入っていたすべてのデータを新しいHDDに移動させるのに、約1日かかった。時間はかかったが、特に大きなトラブルはなかった。

問題は、2台の液晶ディスプレイであった。
接続に問題はなかったのだが、電源を投入すると2台のうちの1台が途中で画面が消えるという状態になってしまった。どうやらパソコンの省電力設定に問題があり、「省電力設定をしない」に設定しなおしたら、画面が消えることはなくなった。

さて、新しいシステムでの作業は実に快適である。やはり2画面だと、余裕を持って作業することができる。写真の作業がはかどる。原稿もどんどん書けそうである。

液晶ディスプレイは、中古で若干の使用感はあるが、今流行の「3R」のうちのリユースである。使えるものはどんどん使っていきたい。

Windows XPがまだまだ現役で使える以上は、本体以外の周辺機器を使える中古品でまかなうということは、私も地球に優しいことをしているのかも知れない。



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(記者:冴羽涼)

■写真
写真撮影:冴羽涼記者

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