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2008年07月16日(水) 17時00分

外様と坂本頼み…巨人“生え抜き”危機感はないのか!夕刊フジ

 二岡スキャンダル勃発でGブランド失墜の危機に立つ巨人だが、もともと戦力面でも、イメージ面でも、外様頼み。この体質はいつまで続くのか−。

 巨人が7月に入ってから8勝4敗(15日現在)の快進撃で2位に浮上できた原動力は、ラミレスと小笠原の打棒爆発に尽きる。ラミレスは今季、小笠原は昨年から巨人のユニホームを着たばかり。

 「それだけではない。ウチのファンサービスの先頭に立ってくれているのが移籍組。クルーンは球団が設定したサイン会だけでなく、東京ドームで3連戦が行われるときには最低1度、試合前に飛び入りのサイン会を開いている。その数は今季すでに15回。ラミちゃんもパフォーマンスだけでなく、時間の許す限りファンにサービスするのは当たり前という意識。そこへ行くと、生え抜き選手はイベントに引っ張り出されたり、時間をかけてサインをするのを嫌がる選手が多い。二岡もしかり。移籍組を見習ってほしいよ」と球団関係者がため息をつく。

 恒例の北海道シリーズでも、15日の旭川、16日の札幌でトークショーを行ったのは、いずれも古城、小笠原の移籍組だった。

 二岡の不倫スキャンダルも、二岡がもっとファンを大切にする選手だったら、「ここまで叩かれなかったかもしれない」との声まで聞かれる。まさに、生え抜き選手の意識改革が求められるところだが、「ウチだって長嶋さん、王さんはファンがいなくなるまでサインをすることで有名だったし、松井秀喜の意識も高かった。どこかで流れがおかしくなった。だからこそ、若い坂本には今のうちにそういう意識を刻み込んでほしい。イベントに、スクールランチ(小学校を訪問して給食をともにする企画)にと、坂本を何度も起用して、本人が『またですか』と泣きを入れたこともあったが、『まただよ。スターはおまえしかいない』とハッパをかけてやってもらっている」と別の球団関係者。弱冠19歳でオールスターにもファン投票で選出された坂本は、球団のファンサービス面でも特別強化選手というワケだ。

 ただでさえファン離れが進む巨人。戦力ばかりか、ファンサービス面でも移籍組頼み、坂本頼みでは先が思いやられる。Gブランドにあぐらをかく生え抜き選手に、危機感はないのか?! 

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