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2008年07月16日(水) 12時00分

目指せ合コンの主役「怪談」の上手な話し方を知りたい!R25

いよいよ夏も本番、ヒンヤリと肝を冷やす「怪談」の季節がやってきました。筆者はこれまで一度も怪談でウケた経験がないので、絶妙な話術で人を引き込む「怪談の達人」に憧れます。上手く話せるようになれば、この夏、合コンでも注目の的になるかも!?

そんなわけで、怪談といえばこの人! 稲川淳二さんのブログをチェックしてみると、怪談には「自分がその絵を、頭に思い浮かべて、一所懸命“自分の世界”でもって、“自分が話す”ことが大事」とのこと。なるほど、まずは自分が話に入り込んで…ということですが、これは素人にはちょっと難しそう。

もっと簡単なコツはないんでしょうか? 人気怪談集『新耳袋』で、実話怪談ブームの火付け役となった作家・怪異蒐集家の中山市朗さんに伺いました。

「擬音語をうまく使うだけで怖さ倍増ですよ。“ドアを開けると”は、“ドアをギギッと開けると”、“後ろから追いかけてくる”は“後ろから、したしたした、と追いかけてくる”など、怪談は聞き手に疑似体験をさせるつもりで話すのがコツです。説明ではなく、体験者の行動やセリフ、リアクションを再現するようにしましょう」

確かにゾクっとするような怖さを感じるのは、擬音語の妙。それなら不器用な著者でも出来そうです。ちなみに怪談といっても無数にありますが、どんな話を選べばよいのでしょう?

「怪談を語るとき、必ず“実は霊感があって…”という話になりますが、霊感がある人の怪談はあまり怖くない。つまり、『あれはなに? あそこに人がいるわけないのに…。ひょっとして…?』というような、普通の人が怪異に遭遇したときの話がリアルで怖いんですよ」

なるほど! 誰もが自分の身に置き換えられるような、“日常的に潜む怖さ”がある話を選ぶのが大事なんですね。怖がらせようとするあまりぶっ飛んだ話をすると、逆に怖くなくなってしまう、と…。う〜ん、勉強になります。最後に、多くの人を惹きつける怪談の魅力ってどんなところにあるんでしょう?

「幽霊なんて見たことがないのに怖い。これは想像力が働くからです。古くから人間は、死や呪い、甦りといった神秘をモチーフにした物語を語ることで、想像力を培ってきました。怪談は、人間の物語作りの原点なんですよ」

上手く話せずに違う意味で “さむ〜い”思いをするのは、もう終わり! みなさんも、今回教わった「擬音+日常に潜む怖い話」というコツを意識して、この夏は怪談にチャレンジしてみては?
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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